AIR TRANSPORTATION 蔵出しワインをご自宅までダイレクト!空輸直送
ワインの輸送について
急激な温度変化・高温劣化・乾燥・振動・紫外線
ワインはとてもデリケートで繊細な飲み物です。配送方法やルートによって急激な温度変化、高温劣化、乾燥、振動、紫外線など様々な酸化リスクがあります。
通常日本に流通しているワインの9割以上が海上輸送です。海上輸送の場合2ヵ月間に及ぶ長期輸送によりコンテナ内の高温劣化や温度変化による酸化の危険が伴います。ヨーロッパからの船便は赤道を2回通過する為、コンテナ内が60度以上の高温状態になります。
リーファー輸送について
ワインを船便で送る場合、リーファー輸送なのかどうかが非常に重要なポイントとなります。
リーファー輸送とはリーファー・コンテナ(reefer container/refrigerated container=冷蔵機能付コンテナ)で温度コントロールして品物を運ぶことで、高温からワインを守ります。
しかし、リーファーコンテナでも様々な問題が現場ではあります。リーファーコンテナは換気の必要があるため船の一番上に積み込むのですが、そこは船の中で横揺れが一番激しく、海上でワインはゆすられっぱなしになり、万一リーファーが故障という事態になれば、すぐにコンテナ内は60度を超えるような状態になって希少価値の高いワインなどは取り返しがつかなくなります。
また、供給電源数を超えるコンテナ数を無理に載せたりする事もあり、生鮮食品よりも劣化が外見的に分からないワインに電源供給されないというケースも稀にあるというのが現状です。
そして直行便ではなくシンガポールやマレーシアを経由すると、船の積み替え時に高温のコンテナヤードに放置される危険が非常に高くなります。
リーファーコンテナはドライコンテナよりも4倍もの料金がかかり、運送費だけでなく税金も大幅にアップしてしまいますが、難しい問題があり輸送料金を極限まで安くするという事は様々なリスクを背負う事となります。
そして搬入や搬出を繰り返し、小売店に並ぶまでに振動、温度変化、紫外線による劣化の危険性もあります。
またワインショップなどの店舗では棚にそのまま陳列されているワインなど、閉店後に温度や湿度調整をしているお店は限られています。
そして室内照明による紫外線にも影響を受けます。紫外線に当たると有機酸の分解が進んでいき劣化してしまいます。