1845年にシャトー・コス・デストゥルネルの所有者だったルイ・ガスパール・ディストゥルネルが購入。15年間、シャトー・コス・デストゥルネルと同一経営でした。
何十年もの間、非常に評判が低く、全ての格付けシャトーの中で期待はずれの最たるものとまで言われていましたが、現在は自然派のワイン造りを心がける当主ベルナール・オードワの元、ブドウ選別の厳格化や樽内マロラクティック発酵、濾過処理なしの瓶詰めなど、献身的なワイン造りが行われており、品質は著しく向上しています。
『この10年間で、テイスティングするだけの価値のあるシャトーへと変貌した。
品質が復活したのは1989年と1990年の秀逸なワインからで、この傾向は1996年のヴィンテージまで続いている。』
と評論家、ロバート・パーカー氏も語っています。
深みのあるルビー色で赤い果実や腐葉土、スパイシーなニュアンス。ミディアムボディで酸は弱め、ミネラルも感じられます。
タンニンは豊富ですが、熟成によりこなれており余韻には柔らかな風味が残ります。
コストパフォーマンスの高いお値打ちワインの1つと言えるでしょう。